ミワのランダムテンキーは10年ほど前の建物に使われていることが多いテンキー錠である。
マンションの共有玄関や店舗のドアなどに使われている事が多い。
このテンキー錠の調子が悪くなったということなので様子を伺ってきた。
この鍵はパネルカバーを開けて液晶表示のボタン部分をタッチするとバックライトが光る。
起動するたびにボタンの数字の位置がランダムに表示される。
決まった数字を押すと鍵が開く、という仕組みだ。
しかし、間違った数字を何回も押してしまうと数分間機械の動作が止まるという仕様になっている。
調子が悪いということだったので機械を調べたのだが、調べたところおかしなところは見当たらない。
おかしいなとおもってお客様に話を伺ってみる。話を聞いていくうちにトラブルの原因がわかった。
原因はお客様の視力低下にあったのだ。
最近視力が低下してきたとのことで昼間の明るい時間帯だとボタンが見えにくく、押し間違えてしまう。押し間違えが続くために機械の動作がストップしてしまっていたのだろう。
機械自体の性能は劣化してないことがわかったがこのままでは使いづらいということなので新しく数字が見えやすい電子錠に交換するということで対応させていただいた。